あなたが『軸』を学ぶなら、迷わずこの一冊を読もう!

      2018/11/28

 

どうも、理学療法士の魚住です。

 

私のブログでは『軸』という言葉を良く使います。

何度も出てくる、ということは

それほどまでに重要なことだから何度も書いている、ということですね。

 

じゃあ、なぜそれほどまでに『軸』というものが重要なのか?

そこを、あなたに知って頂いて、世界を広げて欲しいと思うのです。

 

欲をいえば、あなた自身に『軸』を身につけて頂いて、『軸』の重要性を、身体を通しての理解で共有したいと、そのように思うのです。

 

今回のブログでは、センターを学ぶには欠かせない超・オススメの一冊を元に、『軸』について書き進めていきたいと思います。

 

文字数が多いので、最後まで読み切るためには時間がかかりますが、

最後まで読んで頂けると、『軸』を身につけずにはいられなくなる。

 

そのような状態になれば、今回のブログをお届けできたことで、何かしらの価値を創造することができたと思います。

 

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『軸』という言葉を頭と身体で理解すること

 

このブログでは『軸』という言葉をよく使っています。

この『軸』というものの存在は、言葉として抽象的である。

ゆえに理解しがたいものである。

そのように感じている人は少なくないのではないでしょうか?

 

抽象的だと感じてしまうことには、

もちろん原因となるものがあります。

その一つとして、身体で理解できない、

という本質的な問題があるように思います。

 

 

私たち人間は、『言葉』によって世界を認識しています。

 

ゆえに『言葉』を知らなければ、

あらゆる事象を認識することができない。

認識できない、ということは、この世界に存在しない、ということでもあります。

 

ここで重要になるのは、認識する、ということです。

認識するといっても、言葉での認識だけでは

それを理解したことにはならないからです。

 

要するに、知識や情報としてだけインプットしてもそれは、本当の意味で理解したと言えない、ということなのです。

 

本当の意味で理解する、腑に落とす、ということをやろうと思ったら、

頭での理解ではなく、身体を通しての理解が必要 だということなのです。

 

実際に、あなた自身の身体で理解する、ということが何よりも重要だということを言っているのです。

 

 

しかしながら、知識や情報としての理解も重要ですよね。

いくら身体で理解しても、それを言語化できないことには漠然としたイメージで終わってしまうことになるからです。

 

それだと、自分の中の主観的な世界だけで留まってしまい、他の人と共有できないものになってしまいます。

自分の中の主観的世界の中での事象で終わってしまっては、それは、ただの個人的な妄想にすぎません。

 

共有できない、主観に偏ったものには価値は生まれません。

 

 

今回のブログは『軸』について理解を深めて頂くための内容を書き進めていきたいと思っているのですが、知識や情報の理解とともに、身体での理解を深めて頂きたい、という想いがあります。

 

両側面からのアプローチで、より深い理解へと進んで行く。

そのような展開へと発展すれば幸いです。

 

 

『軸』って何?

 

『軸』って、一体何?

そう思っている人は少なくないでしょう。

 

そこで、ブログのタイトルにも書いてあるように、『軸』についての理解を深めるためにオススメの一冊をご紹介したいと思います。

こちらですね⬇︎

センター・体軸・正中線 ー自分の中の天才を呼びさますーicon-book 

 

 

こちらの本に書かれていることを元に、

今回のブログを書き進めていきたいと思います。

 

私がブログで書いている『軸』とは

身体意識 のことです。

身体意識とは何かというと、以下のように書かれています。

(以下、転載)

 

意識には様々なものがありますが、

そもそも意識は感覚器の系統に対応しているはずである、という考えのもと

 

・視覚を基礎に成立している意識を「視覚的意識」

・聴覚を基礎に成立している意識を「聴覚的意識」

・それ以外の体性感覚を基礎に成立している意識を「体性感覚意識」

 

と学術的に分別し、体性感覚的意識の略称として「身体意識」を当てることにした

 

このように書かれています。

 

より『身体意識』についての理解を深めるために

身体意識を構成する9つの構成要件 をご紹介したいと思います。

(以下、転載)

 

1. 実体のごとく存在するが実体ではないという心理現象性

2. 身体の内部に実体があるがごとき実感があるという体性感覚性

3. 実体のごとく存在する人には常に存在するという恒常性

4. 実体のごとく形があるという形状性

5. 形状が明確であり、時に幾何学的正確さを持つという形状正確性

6. 顕在意識にのぼることもあるが、

他のことに意識がとらわれている場合も

常に存在しているという潜在下心理現象性

7. 形状も場所も異なる複数個が同時に存在するという同時複数性

8. 身体の内にも存在するが身体の外の空間にも

延長的に存在するという心理現象性

9. 外観からでも見える人には見えるという身体反映性

 

 

この9つが、身体意識というものを構成する要件になります。

言葉だけを読んでみても、

いまいちピンとこないかもしれませんね。

 

ただ、身体意識というものを理解しようと思ったら、知識としての情報を持っておくことも重要なことです。

なので、今の段階では、知識としてだけ入れておいて下さい。

 

身体で理解していく際に、身体での感じていることとインプットした知識とをすり合わせていくこと。

身体で体験しながら、実感しながらインプットした知識とすり合わせて、『こういうことか』と統合していくプロセスが重要なのです。

 

 

身体意識とは、

心身ともに最高に良い状態を発揮するための装置 の役割を担っています。

 

身体意識というものが備わっていることで、

身体という側面だけではなく、精神性にも大きな影響を与えるものなのです。

 

今回のブログでは『軸』というものに

焦点を当てて話を展開しています。

 

この『軸』というものは、身体意識です。

身体意識における狭義のセンターとして存在しているものなのです。

 

 

センターという身体意識とは何か?

 

では、センターという身体意識は一体どのようなものなのでしょうか?

 

この本には、このように書かれています。

まずは概念を理解しておきましょう。

 

・広義のセンターとは

『人間の身体の垂直方向に主に直線上にできた身体意識』

 

・狭義のセンターとは

『重力線とその延長線上に沿って形成された直線上の身体意識』

 

・武術・武道の世界では正中線、

スポーツの世界では軸、体軸、センターなどと呼ばれているものの学術的総称である

と、このように書かれています。

 

 

身体意識を学ぶことの意味とは?

 

私たちが、人間というものをみたときに、

一体どのような観点からみるでしょうか?

 

専門職である理学療法士としての視点でいうと

解剖学、生理学、運動学、など・・・

このような視点で身体をみているのではないでしょうか?

 

または、病気や症状といった観点も含まれるでしょう。

専門校で学んだ内容、知識や情報で目の前の患者さんや利用者さんをみているでしょう。

それに加えて、臨床に出て学んだことも含まれているでしょう。

 

そのような様々な観点から、患者さんや利用者さんを評価していると思うのですが、

それだけでは不十分であると、私は思います。

 

この身体意識というものを理解することによって、より深く人間というものを捉えることが可能となる からです。

 

 

人それぞれに性格が異なっているように、

身体意識の世界も、代表的な身体意識はたくさんありますが、その身体意識にも個性があるのです。

その人自身の個性があるわけです。

 

身体意識には、3つの側面があります。

それは何かというと

 

・ストラクチャー(構造)

・モビリティ(運動性)

・クオリティ(質)

この3つです。

 

身体意識一つとっても、

このように3つの側面があるのですから当然ながら個性が現れることになるわけです。

 

そして、先ほどにも書いたように身体意識というのは身体だけでなく、精神性にも大きな影響を与えている、ということを書きました。

 

心身にブレーキをかける身体意識もあれば、逆にアクセルを踏む身体意識もある。

どのような身体意識を身につけているのか、ということでも、心身状態が大きく異なるのです。

 

 

また、身体意識がどのように形成されているのかによって使われる筋肉が異なってくる。

 

解剖学的構造やバイオメカニズムに

極めて密接に対応している、という特性もあるのです。

 

こういった特性を踏まえても

目の前の患者さんや利用者さんの身体意識がどのようになっているのか?

それを読み取れるのかどうか。

そこが重要なところですね。

 

 

多くのセラピストは、部分的なものに意識が向いてしまって、全体を踏まえた、部分の評価ができないセラピストが少なくない。

ゆえに、評価も、リハも、部分的なものに偏ってしまう、という傾向にあります。

 

この身体意識の観点があると、

その身体意識が形成されていることで、どのような身体の使い方になってしまうのか。

 

具体的にいうと、

その身体意識が〇〇の部分に形成されていることで、その関節がどのような使われ方をして、どの筋肉がどのように使われているのか、ということが分かるようになります。

 

それっていうのは、

関連性をもって身体を捉えることができる 、ということになるわけです。

 

 

身体意識の世界を知り、あなた自身の枠を拡げること

 

身体意識が形成されるための構成要素というものがある。

いわば、ボトムアップされたものが身体意識なのです。

 

その身体意識を形成する構成要素。

トップダウンの過程で考えてみれば、その構成要素がみえてくるわけです。

 

このように 部分と全体を捉えることができるようになる のです。

 

 

身体意識という概念を知ること、

身体意識という世界を知ること。

そのことによって、新たな世界が広がる。

 

それは、何も全くの異世界のことを知るということではないのです。

身体意識の世界を知ることによって、

これまでに知識や情報として学んできたことがつながりをもつようになってくる。

 

それはつまり、

“知” のネットワークが拡大する ということです。

 

ただ、新たな知識や情報が増える、ということではなく、身体意識という世界の知識や情報が、既存のネットワークに取り込まれることで、新たなネットワークに再構築される、ということなのです。

これがとても重要なのです。

新たなネットワークに再構築される、というプロセスにこそ価値がある。

 

これがあなた自身の世界を広げるということであり、

あなたの『枠』を広げる、ということでもあるのです。

つまり、成長や進化ということですね。

 

 

こういったことが多くのセラピストができない。

ゆえに、自分の主観の世界をより強固にする方向性に進んでしまっているのです。

 

それは、偏りを拡大している、ということですね。

それだと、評価やリハも偏ってしまう。

視点が偏ってしまっているのですから、当然のことなのです。

 

 

“ゆるむ” ことがセンターの形成に欠かせない重要な要素である

 

さて、センターという身体意識の話に戻りましょう。

 

センターの形成に欠かせない

重要な要素とは何か?

 

それは、徹底的に “ゆるむ” ということです。

 

なぜか?

 

それは、ゆるまないことには重力を感じられないからです。

重力を感じられるくらいに “ゆるむ” こと。

それが、センターの形成には必要不可欠なのです。

ゆるまないことにはセンターは形成されない 、ということですね。

 

 

先ほど書いたことを思い出してみて下さい。

 

センターとは、

『重力線とその延長線に沿って形成された直線上の身体意識』

でしたよね?

 

重力を感じられないことには、重力線を形成することができない。

ゆえに、センターは形成されることはないのです。

 

 

自分の重力線を感じることができる、ということは自分の重心を感知できる、ということでもあります。

 

立った状態で目を閉じてもらうと体感することができますが、

止まることなく、絶えず動き続けていますよね?

その絶えず動き続けているものの正体。

それが、重心なのです。

 

目を閉じると体感的にも重心を理解できると思うのですが、そうじゃないときには、自分の重心を感じることができていない。

それはなぜなのかというと筋肉の緊張があるからです。

 

必要以上の過剰な筋肉の緊張。

つまり、“ゆるむ” ことができていない、

という問題があるからなのです。

 

 

“ゆるむ” ことができていない人の特徴としては

見た目にも身体に “固さ” というものを感じますよね?

 

それは、何を見て、何を感じて “固さ” を感じるのかというと、筋肉の緊張なのです。

実際に身体に触れてみなくても

見た目にも、筋肉の固さというものを感じられるのです。

 

逆に、“ゆるんだ” 人も見た目で理解できますよね?

赤ちゃんとか、酔っ払いとか、トップアスリートとか、このように私たちは感じ取れるのです。

 

 

“ゆるんだ” 身体にセンターが形成される

 

ゆるんでいるからこそ、重心の感知も敏感に感じ取ることができる、ということなのです。

 

 

重心感知能力の “差” が、身体パフォーマンスの “差” となって現れる

 

重心の感知能力が高い。

これは、身体という身体資源を使う際に大きな “差” となって現れるものですよね?

 

重心感知能力が高ければ、身体パフォーマンスは高くなるし、

重心感知能力が低ければ、身体パフォーマンスは低くなる。

 

 

 

分かりやすい例でいうと、

身体が固まっている人っていうのは、動きが固い状態ですよね?

 

そういった人の身体パフォーマンスは、

明らかに低いとしか言いようがない。

それは、見た目にも理解できると思うのです。

 

逆に、見た目に身体が柔軟で、野生動物のように

身体がゆるんでいる人の動きをみると身体のパフォーマンスが高いなぁ、と思うでしょう。

 

 

それは重心という観点からいっても

身体が “ゆるんで” いるのか、固まっているのか、ということの違いなのです。

 

色んな観点があり、全部書き出すと

とてもじゃないけど書ききれない量になってしまいます。

 

そこで、一つだけ書くと

重心を捉える能力が高いことが、なぜ高いパフォーマンスにつながるのか、ということの話をしたいと思います。

 

 

重力場で、いかに重力と調和できるのか

 

私たちは、重力場という環境の中で生きています。

ゆえに、重力という力によって支配されている。

大きな影響を受けているのです。

 

だからこそ、

重力をどれだけ深く感じられるのか、ということによって身体の状態が大きく変わってくるのです。

それは、関係性という観点から言っています。

 

 

重力場という環境の中で生きている。

この地球上で何らかの営みをする上で重力の影響を無視することはできない、ということなのです。

 

ということは、いかに重力を深く感じることができるのか、ということで身体の状態が変わってくる、

ということなのです。

 

自分の重心を感知できるから、

重力場という環境の中でフィットできる。

つまり、調和できる ということなのです。

 

重力場で調和する、という状態はどういった状態のことかというと、骨の特性を最大限に活かすということです。

骨・関節の位置関係が、適切な関係性に構築されている、という状態なのです。

 

 

じゃあ、関係性が適切に構築されていない状態とは、一体どのような関係なのかというと、

それは、骨という身体で最も剛性が高い、支持性という役割を担っている組織を活かせていない状態です。

 

体重支持という仕事を骨ではなく、筋肉に負担させている状態なのです。

 

もちろん筋肉も体重支持という働きに参加する必要性はあります。

しかしながら、必要以上に参加させすぎているのです。

 

 

だから、どんどん筋肉の緊張が高くなり、

そのまま凝り固まってしまうのです。

 

それとは逆の方向に進まなければいけないのに、

筋肉への負担が増えているから、より固まった身体をつくり出してしまうのです。

 

身体が固まれば、重力を感知する能力が低下する。

それは、重心感知能力が低い、ということになるのです。

 

それでは、とても高いパフォーマンスを発揮することができない、ということを理解できるでしょう。

そのような身体になってしまっている、ということなのです。

 

 

このようなことから、重力線に沿って身体意識を形成するには、“ゆるむ” 必要がある。

“ゆるんでいる” から重力を感じることが可能となる。

より深くゆるんでいればいるほど、重力の方向を正確に感知できる、という関係性があるのです。

 

言い換えると、センターという身体意識の形成にはどれくらい “ゆるむ” という、脱力ができているのか、が密接に関係している ということが言えるのです。

 

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センターという身体意識が通る位置はどこなのか?

 

では、センターという身体意識は、身体のどこを通るものなのでしょうか?

 

この本には、このように書かれています。

 

下から、地球の中心から始まって、

両足の脛骨の真下の間から

両内くるぶしの間、脛骨の間、両膝の空間を通り、

肛門の少し前あたりの股(会陰)を抜け、

背骨の前寄りな中を通って、

頭のてっぺんの真ん中よりやや後ろ(百会)を抜けて、

天の中心へ伸びています

と書かれています。

 

センターの通る位置、それにはきちんと意味がある。

そこを通るべく何らかの理由がある。

 

そこを理解する、ということが

何よりも重要なことだと思います。

 

 

 

ざっくりというと、背骨を中心にセンターが通っている。

ということは、背骨の活動性が高まる 、ということになるわけです。

 

意識が濃い部分の活動性が高まる、

というのは体験的にも理解できますよね?

 

身体の意識が乏しい部分は、なかなかうまく動かせない。

しかしながら、意識が明確な部分ほど巧緻性も高いですよね?

 

 

具体例を出すと、『手』の意識って高いし、濃い部分です。

ゆえに、巧緻性も高いという特性があります。

このように意識が集まっているところは活動性が高くなるのです。

 

 

先ほど書いたように、

身体意識の3つの特性を思い出してみて下さい。

 

ストラクチャー(構造)

モビリティ(運動性)

クオリティ(質)

 

このうちのモビリティ(運動性)という部分が

ちょうど当てはまりますよね。

 

 

背骨の活動性が高まることの意味とは?

 

背骨の活動性が高まるとどうなるのか?

そこを考えてみましょう。

 

身近な動物でいうと猫は、背骨の動きって凄くないですか?

その辺に寝転んでいる動かない猫のことではないですよ。

 

野良猫とかって、とても敏感で、動きも俊敏ですよね?

走るときなんて、背骨の動きからうまく四肢に力を伝達している様子を見て取れます。

 

猫でイメージが湧かないのであれば、チーターですね。

ネット検索すれば、簡単に見つかると思います⬇︎

 

 

背骨の動きが素晴らしい。

波打っていますよね。

 

あそこまでは動かなくても、人間の背骨が動き出すと

背骨だけではなく、体幹部を高度に身体運動に運用できる のです。

 

 

トップアスリートの話でいうと、

本当に背骨の一つ一つを随意的に動かすことが可能だそうです。

 

普段は意識していないですが、

高い身体パフォーマンスを発揮しているアスリートは背骨に意識を向けたときに、時間はかからずに背骨の一つ一つを動かすことができるみたいです。

 

逆にいうと、そういったことができるからこそ専門分野での高いパフォーマンスを発揮できている、ということなのです。

 

 

体幹部を “箱” のように使うのではなく、

体幹部をより細分化して使えるようになる。

 

そのことが、高いパフォーマンスを発揮するためには欠かせない構成要素なのです。

 

 

あなたの体幹部は箱のように固まっていないだろうか?

 

これをセラピストに当てはめてみると

体幹部が箱のようになっているセラピストは身体が使えないセラピストだと言えます。

 

体幹を箱のようにしか使えないと、

どのような身体づかいになるのかというと、

体幹が固まっているのですから、手先、足先で頑張ってしまう低次な身体づかいになってしまう のです。

 

手先、足先で頑張ってしまう。

それは腕や脚での筋肉の緊張が高い状態、ということになります。

 

手先、足先で頑張ってしまうから、体幹部が固まっている、という見方もあるのですが、

ここでは、センターという身体意識という観点から話をしているので、

体幹部が固まって箱になっているから、手先、足先の緊張が高まってしまう、ということをお伝えしています。

 

 

このことから話を展開すると、

手先、足先の緊張が抜けるためには、体幹部が箱ではなく、体幹部を細分化していくこと。

背骨を細かく使える状態を手に入れることが欠かせない、ということが理解できると思うのです。

 

目の前の相手と接触した際に、

どうしても手脚の緊張が高まってしまう。

 

そのことにより、相手の緊張を高めることのできる支点を与えてしまい、セラピスト自身がつくり出した支点に対して相手が力をかけてくる、という状態が生まれます。

このような状態って経験ありますよね?

 

 

このような状態に陥ってしまうと、そこからは何も生まれません。

力と力のぶつかり合いになってしまう。

そこから何かを展開しようと思ったら、

相手よりも大きな力で、押し通すしかなくなる。

 

それでは、お互いに緊張状態が高まるだけで何も良いものを引き出すことができないのです。

これは、経験的にも理解できることだと思うのです。

 

 

センターを形成するために欠かせない筋肉とは?

 

さて、話を本流に戻しましょう。

 

センターの通る位置が重要である、という話です。

センターの通る位置には、大きな意味がある。

 

その一つとして、身体意識が形成される部分と重なる筋肉の活動性が高まる、ということです。

それは言い換えると、

センターという身体意識を形成するための筋肉がある、ということです。

 

 

その筋肉が何かというと、腸腰筋 横隔膜筋 です。

腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉を含めた総称ですね。

 

大腰筋は、胸椎12番と腰椎から股関節小転子へと走行する筋肉です。

腸骨筋は、腸骨上端から小転子へと走行している筋肉ですね。

 

この腸腰筋の働きとは何でしょうか?

腸腰筋の主な働きは、オープンな状態(OKC)では大腿骨を前方に振り出す働きを担っています。

 

クローズな状態(CKC)では、大腿骨が前方に振られるのではなく、大腰筋を中心として、腸腰筋によって体幹部が制御される結果、姿勢のコントロールがなされるようになる。

つまり、体幹部がブレなくなるのです。

 

横隔膜の話は、ここでは省きますね。

ざっくり言うと、腹式呼吸が可能となる、ということになります。

 

 

さらに、脚の方では ハムストリングス のそばを通っています。

ハムストリングスという筋肉は、歩行においてアクセルの役割を果たす、前方への推進力を生み出す筋肉です。

 

そして、腸腰筋とハムストリングスは

“拮抗筋” の関係性にある のです。

 

足が地面に接地しているときに、アクセル筋であるハムストリングスの働きによって、体幹部が前方へ運ばれていきます。

 

このときに、腸腰筋は収縮されながらも引き伸ばされていく、という伸張性収縮が起こります。

 

ハムストリングスの活動により体幹部が前方に運ばれた後、

今度は、伸張性収縮から解放されることで腸腰筋の働きによって伸ばされたバネが引き戻されるように脚が前方に振り出されることになるのです。

 

この脚が前方に振り出されるときに、

ハムストリングスが、先ほどとは反対に伸張性収縮が起こるようになる。

 

このように、腸腰筋とハムストリングスが

お互いに拮抗筋の伸張性収縮を生み出しながら、

交互に使われることで、歩行運動を運用しているのです。

 

しかしながら、この身体運用はセンターがある人だけでしか運用されていないものです。

体幹部が箱のように固まってしまっている、背骨も固まってしまっている人には、このような身体運用はできないのです。

 

その理由は、分かりますよね?

センターが形成されていないのですから、腸腰筋やハムストリングスの活動性が高まらない。

 

ゆえに、センターも形成されないし、

これらの筋肉も使えないのです。

 

 

身体には、複数の『軸』が形成 “され得る” 要素がある

 

さて、このセンターですが、上記したように、広義のセンターが

『人間の身体の垂直方向に主に直線状にできた身体意識』ということだったと思います。

 

ということは、背骨や重力線の位置以外にも形成される、ということなのです。

 

その話をすると、背骨の位置、重力線の位置に形成される身体意識を中央軸だとすると

身体の前側からみたとき、前額面からみたときに中央軸を含めて7本

つまり、中央軸以外に、両サイドに3本ずつ軸が形成されうるということなのです。

 

これらの中央軸を除く6本の軸のことを

総称して『側軸』と名付けられています。

 

この側軸が形成されると、

どのような身体運用が可能になるのかというと、

分かりやすいイメージでお伝えするならば、

 

『軸』が形成された側の身体を、あたかも1個の独立した身体のようにコントロールできるようになる、ということです。

分身の術みたいなイメージですね。

 

もちろん、実際には身体は割れないですよ。

割れてしまったら、死んでしまいますから。

 

身体の両側に側軸が形成されると、

背骨に形成される中央軸を境に身体を左右別々にコントロールできるようになる。

このような身体運用をも可能とするのです。

ここは、あまりイメージがつかないと思いますし、現実的な話ではないので、知識としての提示程度にとどめておきます。

 

ここまでは前額面からみたときの話をしてきましたが、身体の側面からみたときにはどうなるのか、という話もしておきたいと思います。

身体の側面からみたときに、縦に通る『軸』は5本あります。

これも、今のところ、知識としての情報で良いかと思います。

 

重要なところは、3軸の位置に軸が形成される、

ということです。

3軸の通る位置というのが、背骨の前側 になります。

ということは、ここに軸が通ることで 背骨の活動性が最大限に高まる、ということになるからです。

 

この本では、

脊椎動物である人間の能力を高める基本こそが背骨の働きを活性化することである、と書かれています。

背骨中心の運動ができる=本来の能力が発現される

という図式ですね。

 

 

センターを身につけることが、あなたの心身にブレーキをかけている成分を減らすことにつながる

 

ここまで、センターという身体意識の話を様々な観点から、お伝えしてきました。

まだ、頭での理解、知識や情報としての理解になっていると思います。

 

ここまでお伝えしてきたことを、

あなた自身の身体で理解すること。

それが、何よりも重要なことだと思います。

 

なぜなら、私たちの身体には希望があるからです。

様々な可能性や能力を秘めている。

なのに、全く使えていない、活かせていない、という問題があるからです。

 

 

この地球という重力場で生きている限り、

このセンターという身体意識は、最も重要な身体意識なのです。

 

それは、ここまでお話ししてきたこと踏まえると

理解して頂けるのではないでしょうか?

 

 

重力といかに調和できるのか?

 

それが、身体のパフォーマンスだけではなく、

精神性にも大きな影響を与えるものだからです。

 

具体的にいうと、重力を感じ取れない、

ゆえに自分自身の重心を感知できる能力が乏しい。

それは、身体の緊張につながるのです。

 

身体が凝り固まれば、それは心にも大きな影響を与えてしまう。

呼吸も浅くなり、苦しくなるだけでなく、

思うように、心地よく身体を動かすことができない。

 

それは、常にブレーキをかけ続けている状態で

生きていることになるのですから。

 

 

 

“ゆるむ” ということは、

この 身体を不自由で、不快な状態にしているブレーキ成分を減らしていく、ということになるのです。

 

気づかないうちに、どんどんブレーキ成分を

たくさんつくり出している。

と同時に、ブレーキ成分を強化している。

 

そんな状態では、心身ともに “がんじがらめ” の状態で生きているといえるでしょう。

 

 

“ゆるむ” ことができない。

“ゆるむ” 方向とは真逆の方向に進んでしまっているがために

心身ともに、どんどん凝り固まってしまっている。

 

それが、生きることを不自由で、非創造的な人生に陥ってしまっている元凶なのです。

 

 

あなた自身を解放するためには、センターの形成が欠かせない

 

・あなた自身が、“ゆるむ” ことができれば、この地球という重力場で調和することができる。

 

・調和できるから、センターという身体意識が形成される。

 

・センターが形成されるから、身体パフォーマンスが高くなる。

 

・身体パフォーマンスが高くなるから、姿勢や動きが快適になる。

 

・身体が自由になれば、心も軽くなる。

 

このように、大きな循環を生み出すことが可能となるのです。

 

それが、人間的な成長や進化につながることになるのです。

心身ともに自由な状態を手に入れることができれば、行動力も芽生えますよね?

 

それは子供を見ると、理解できると思います。

目の前の世界が輝いている。

常に新鮮な世界が広がっている。

 

ゆえに、目が輝いているし、どこにそんなエネルギーがあるのか、と聞きたくなるくらいにエネルギッシュですよね。

そのような状態を取り戻せると思うのです。

 

 

センターを取り戻し、

あなた自身の人生の質(QOL)を高めること

それが、重要だと思うのです。

 

あなた自身のQOLが高くないのに、

あなたと関係する相手に、何か良い影響を

与えることができるのでしょうか?

 

できないですよね。

 

 

あなた自身のエネルギーが高いから、

そのエネルギーに影響を受けて良い循環が起こるようになる。

 

人と関係する以上、何らかのエネルギー交換をしています。

それは、目に見えないかもしれませんが・・・。

 

あなたのエネルギー状態が低ければ、

目の前の相手のエネルギーも低くなってしまう。

 

人間は同調する生き物 なのです。

 

イメージとしては、音叉ですね。

 

あなたの出している波長、波動が良くないものであれば、その影響を関係する相手は受けてしまう。

そういったことが現実問題としてあるのです。

 

 

 

センターを身につけるということは、あなたの人生における『軸』を手にいれることになる

 

このブログを読んで頂いたことをきっかけにあなたがセンターを取り戻すことを願っています。

 

センターとは『軸』ですね。

『軸』がないから、あらゆるモノゴトがブレてしまうのです。

 

あらゆるモノゴトの中心を捉えることができない。

ゆえに、エネルギーの無駄遣いをしてしまっているのです。

 

あなたがモノゴトの中心を捉える能力を身につけること。

つまり、それはセンターを身につける、ということですが、

センターを身につけることができれば、あなた自身の人生もブレなくなる。

 

 

モノゴトの本質を捉える能力が高くなるのですから、必然的に迷わなくなりますよね?

それがブレなくなる、ということです。

 

迷わなくなるから、道が開ける。

 

『軸』があるから、その開けた道を切り開いていく際にも、あらゆるモノゴトの本質を捉える能力が身についているのですから、自信を持って前に進んでいけるのです。

思考停止に陥って、止まることがなくなる。

 

誰かに、何かに依存しながら生きるのではなく、

自らの人生を、舵取りしながら生きていくことができるのです。

 

 

そのような人生を手に入れたくないですか?

 

そのためには、センターを身につけること。

それが欠かせないのです。

 

ということで、センター・体軸・正中線  icon-book を手にとって頂いて、今回のブログでお伝えしてきたことを、より深めていって下さいね。

センター・体軸・正中線  icon-book では、センターの身につけるための具体的な方法も載っています。

 

ということで、今回のブログは以上になります。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

 

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