理学療法士に未来はあるのか?

      2017/01/14

 

どうも、理学療法士の魚住です。

 

このブログを読んで頂いているあなたは理学療法士、もしくは、理学療法士に興味がある方だと思います。

そんな立場にあると思います。

 

ネットで “理学療法士の未来” や “理学療法士の将来” というキーワードを打ち込めば、色んな話が書いてありますよね?

理学療法士に未来はあるという人もいれば、厳しいという人もいる。

情報発信している人が、どの視点からモノゴトを考えているのか、ということによっても『答え』が異なってきます。

 

情報を得る立場にあるあなたは、一体どの話を信じたら良いのでしょうか?

そこが大きく悩むところだと思います。

 

大事なことは、偏った視点でモノゴトを捉えるとマズい、ということです。

それは、つまり偏った情報に大きな影響を受けてしまう、ということであり、

あなた自身が得た情報に大きく流されることになってしまいます。

 

色んな視点を持つということ。

情報をそのまま取り入れるのではなく、

発信している人が、一体どのような観点からその話をしているのか?

 

そこを読み取る力なのです。

そこを欠いてしまっては、情報弱者のままです。

 

あらゆる情報を鵜呑みにした結果、情報に振り回される人生になってしまうのです。

そのような情報弱者の一人にならないように、情報発信者が、どのような観点からその話をしているのか?という視点を常に持ちながら情報を読んでみて下さい。

 

今回のブログでは、私自身の経験を踏まえて、理学療法士の未来についての考えを書き進めていきたいと思います。

 

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理学療法士という職業の未来

 

私自身は、理学療法士として働き始めて、あっという間に月日が経ち、気づけば今年で15年目に突入しました。
15年も経てば、ベテランだと言われます。

でも、私自身の実感としては、まだまだ未熟も未熟。

ようやく脇道から、大通りに入って、歩き始めた状態といった感覚を持っています。

 

突然ですが、

あなたは『理学療法士という職業』に未来はあると思いますか?

“ある” と思う人もいれば、

“ない” と思う人もいるでしょう。
私自身がどのように感じているのかというと、

“ある” し、“ない” 。

『え~っ!?どっちもかよ!』

って思われたかもしれません。

 

結論から言うと、あなた次第 

あなた次第で、未来は “ある” し、“ない” 。

どちらにでもなり得るわけです。

 

理学療法士としての未来を創造していく、という視点を持って日々働いているのか、そうじゃないのか、という “あなた” の意識次第で未来が変わってくる、ということです。

 

平成28年度の理学療法士数は、13万9千人。

毎年、約1万人の資格保有者を排出している 状態で、これからもどんどん有資格者数は増加していくことでしょう。

 

この状況をどのように捉えるのか?

 

数の推移、変化という側面から、理学療法士の未来についてどのように考えますか?

 

そんなこと考えたこともない。

そういう人もいるでしょう。

 

考えたことがあるけど、自分には関係ない。

理学療法士という職業は無くならないから、大丈夫でしょ?

そのように捉えているかもしれません。

 

単純に考えてみて、毎年約1万人の有資格者数が増加している。

となると、需要と供給のバランスから考えてみて、飽和状態になってしまうということが予測されると思うのです。

このまま同じペースで増加していけば、という前提での話ですが・・・。

少子化が進んでいるので、今後同じようなペースで有資格者数の増加が見られるとは考えにくいですが、増加することはあっても減ることはないでしょう。

少子高齢化の社会の中で生きていますから。

 

今の業界では、有資格者数が多いからといって、

例えば、能力がないからといった理由で解雇されるような話って聞いたことがありません。

しかしながら、この先はそういったことが起こってくるかもしれない。

そういった危機感というものを持って働いている人は、スキルアップであったり、未来への投資をきちんと行っているでしょう。

 

有資格者数が増えてくる、ということは有資格者を求めている人からすると、低コストで雇うことができる、ということになります。

 

なぜなら、有資格者数が少ないときには、セラピストを欲しい病院や施設などは、有資格者に来てもらうために好条件の待遇を

提示しないことには来てくれない、という状況があったからです。

 

この状況を違った側面からみると、有資格者が病院や施設を “選び放題” という状況ですね。

有資格者が有利であり、病院や施設などが不利な状況です。

とりあえず、資格さえ持っていれば有利になる。

そのような状況でした。

 

しかしながら、どんどん変わってきています。

これから先も、どんどん変わってくるでしょう。

有資格者が増えれば増えるほど、病院や施設などの雇う側は有資格者を選別することができるようになってくるわけです。

まだまだ、専門校を卒業して就職先がない、という状況にはなっていません。

これからは、そのような 厳しい状況になる 、ということが予測されるのです。

 

そういったことを踏まえて、今すでに働いている人は、

自分よりも優秀なセラピストに負けない存在、求められる存在に変化していかなければいけません。

“替え” のきく、存在だと雇う側からすると、必要がないと判断されれば解雇されることもあるかもしれません。

 

直接的に解雇されるようなことはなくても、世の中ブラックなところが少なくないので、病院や施設など経営自体が危ういところが少ないために自然と辞めざるを得ない状況にもっていかれることもあるでしょう。

 

雇う側が解雇したいと思うような人間にはならない。

逆に、あなたはうちの病院や施設にとって欠かすことのできない人間である、というポジションを自らつくりだしていかないといけないと思うのです。

 

 

理学療法士の待遇面は低下し続けている

 

ここまで書いてきた内容を、違った側面から捉えてみましょう。

理学療法士の給与ですね。

 

年収ラボ icon-external-link  というサイトで調べてみると、

以下のような統計結果が書かれています⬇︎

 

•平成27年 理学療法士の年収 基本情報

•平均年収:404万円

•平均月収:28万円

•平均時給:1,700円

 

こちらのサイトでは、過去8年間の推移のグラフも掲載されています。

その数値を見ても、大きく下がったり、上がったりはしていません。

だいたい400万円前後を保ちながら推移していることがグラフからは読み取れます。

理学療法士としての年収は平均400万円、というのが現状としての数値のようです。

 

しかしながら、私自身の感覚としてはどんどん減ってきている、という感覚を持っています。

それは、周りの有資格者から話を聞いたり、私自身が、正職員として働いてきたのではなく、非常勤職員として勤務し続けてきた経験からの話です。

 

有資格者の賃金という側面からみると、それは有資格者への価値を表しているということが言えるでしょう。

 

統計としての情報は、先ほど提示したので、

それはそれとしておいて、私自身の経験から話をすると

私が専門学校を卒業したときから比較すると、大きく給与面は下がっています。

手取りでいうと、常勤で20半ばから30万円くらいが相場だったと思うのですが、

今では、手取りだと20万円を切るところが、かなり多くなっているという話を聞きます。

 

ボーナスが出るのか、出ないのか、それにもよりますが、年収としては300万いくか、いかないか。

その年収では、独り身で生きていくには大丈夫かもしれないですが、結婚して、家族を養っていくとなったら難しいでしょう。

無理なことはないと思いますが、現実的に様々な苦しみを味わいながら生活し続けていくことになります。

 

私自身は、非常勤という立場で長年理学療法士として働いてきましたが、大幅にダウンしています。

時給でいうと1/2ダウン、なんてことになってしまっているわけです。

最近の相場というのは、1400円~良くて2000円くらいです。

 

このように給与面という側面からみても、その価値は下がってきている。

有資格者が、たくさんいるのですから、それはそうですよね?

また、経営状況も厳しいという声も聞きます。

だから、いくら有資格者が欲しいと思っても、そこにコストをかけることができない、という状況なのです。

 

このように、理学療法士としての未来を考えたときに

この先も、“いま” の状況から何も危機感を持たずに理学療法士という職業を続けていけるのか、ということを考えると楽観視できないですよね?

 

雇う側の経営状況が厳しい上に、有資格者がどんどん排出されていく。

このように明らかに厳しい状況の中にあります。

 

 

セラピストとしての存在価値を高める必要がある

そのことを踏まえて、理学療法士として生き残っていくためにあなた自身が取るべき戦略ですね。

それを明確にし、行動を起こしていかないことには理学療法士としての未来は “ない” 、

というのが、私の持っている考えです。

 

理学療法士として、この先の未来も歩んでいきたい。

でも、それができない状況に陥ってしまったら、何を職業として生きていけるのでしょうか?

この先も、生き残るために何が必要なのか?

 

それを明確にし、変化し続けていかないことには生き残れないのです。

低賃金で、やりたくないことをやり続けなきゃいけない状況に陥っても、理学療法士として働き続けることができるのか?

ということです。

 

今後どうなるか分かりませんが、介護職並みの賃金になってしまったら家族を養えますか?

食べたいものを食べ、行きたいところに旅行し、子供に買って欲しいと懇願されるものを与えることができますか?

習い事に通わせたり、やりたいスポーツをさせてあげられる余裕がない。

そのような、あらゆる苦しみを抱えながらも、理学療法士として働き続けることができるのか?

そういうことを言っています。

これから、厳しくはなっていっても良くなっていくことはないでしょう。

そもそも、理学療法士の社会的価値が高くない のですから。

世の中の認知度も高くないわけです。

『理学療法士って何?』

『あぁ、リハビリをやる人ね』

なんて程度なわけです。

国家資格を持っているからといって、それが有利になるという時代はとっくに過ぎ去りました。

技術的側面で言えば、国家資格を持たない人の方が、圧倒的に治療技術というものが高い。

患者さんや利用者さんを選ぶ時代から、選ばれる時代になったとしたら質の高いサービスを受けることができる方へ流れるでしょう。

 

ただの資格でしかないのです。

もちろん、国家資格を持っていることのメリットはありますが、その恩恵を感じられる世の中になっていると思いますか?

 

 

理学療法士の質が低下している

そのような声を良く聞きます。

それは、有資格者が増えたから相対的に、質が下がってしまっているように感じられる、ということが大きいと思います。

 

でも、色んな理学療法士をみてきて感じるのは、大したサービスを提供することができていない。

乱暴な表現をするならば、素人に毛の生えたような内容しか提供できない、という理学療法士がどんなにたくさんいることか。

国家資格を持っているのが偉い、すごいってことにはならないのです。

理学療法士としての資質ですよね。

なぜ理学療法士になったのか?

理学療法士として、世の中にどのような社会貢献ができるのか?

そういった視点で、どのように理学療法士として生きていくのか?

そこが明確でない人がたくさんいます。

そういった人の意識が変わらない限り、理学療法士の社会的価値は高まらないと思いますし、認知も進まないと思います。

リハビリって言葉が使われるけど、理学療法士だけがリハビリを提供するのではないですよね?

リハビリをする人って、大きな “くくり” で捉えられていますが、その枠組みを超えて、理学療法士が提供できるものって何なのか?

それを社会的にも認知してもらえるように行動していかなければいけないと思うのです。

他者に依存するのではなく、“いち” 理学療法士として、社会的にどのように認知されるのか。

そういった視点を持ちながら、社会に与える影響というものを考慮していかないといけないのではないでしょうか。

あなたの提供しているもの

あなたの言動や行動

それら全てが、理学療法士という実像を創り出していくことになるのですから。

 

 

 “なぜ” 理学療法士でなければいけないのですか?

ネットで “理学療法士の未来” や “理学療法士の将来” というキーワードで情報を検索する人の多くは、すでに資格を持って働いている人で、この職業の未来に不安があるという人か

または、これから理学療法士になろうと考えているような人だと思うのです。

 

そういった人に共通することが、理学療法士という資格を持っていることで、生活していくことができるのか?

お金になる仕事なのか?

そういった視点を強く感じるのです。

 

確かに、生活していくために、ライスワークとしてお金を稼ぐことって、重要な要素だと思うのです。

しかしながら、それが第一にきている、ということに違和感を感じるわけです。

 

なぜ、理学療法士をするのか?

なぜ、理学療法士をやりたいのか?

 

本来は、そういった “なぜ” という視点 が第一にくるべきなのです。

本当にやりたいと思う仕事だから続けられると思うのです。

働きがいを持って、仕事をやり続けることができるのです。

 

本当にやりたいと思ってもいない仕事をこの先の長い人生においてやり続けることってできると思いますか?

それは作業的な意味合いにおいては可能でしょう。

でも、本当に自分自身の心が躍るような、魂が喜ぶような、やりがいを感じる仕事でもないのにそれをやり続けて、あなた自身のQOLは高まるのでしょうか?

 

 

セラピストが選べないという葛藤

これまで多くの患者さんや利用者さんとご縁を頂き、その中で感じることがあります。

それは、今の現状では

患者さんや利用者さんはセラピストを選べない 、という問題です。

このような声を聞くことが少なくないのです。
直接は聞かなくても、患者さんや利用者さん同士の会話ではそういった話が出てくると聞きます。

現実問題として、そういった問題は少なくないのです。

 

このことについて、何も思わないセラピストであれば理学療法士になる必要はないでしょう。

理学療法士として、生きていく必要はないでしょう。

そういったセラピストは、自分の生活を守るためにこの仕事をやり続けるのでしょうが、サービスを受ける側からすると、人生がかかっているのです。

セラピストを選べないという現状の中で、自分の人生をかけてリハをやらなければいけない。

目の前の患者さんや利用者さんと対話することができず、信頼関係の構築ができないまま、セラピストの考えを一方的に押し付けられる。

そこに多くの不満を抱きながら、我慢しながらリハを受けている患者さんや利用者さんもいるのです。

そういったことも考えて欲しいのです。

もし、患者さんや利用者さんが、セラピストを選択できる状態になったとしたら、この業界は大きく変わりますよね?

現実的ではないかもしれないですが、私自身はこのようなパラダイムシフトが起こって欲しいと強く願っています。

なぜなら、その流れが加速することで、質の低下していると言われる業界の健全化が図れると思っているからです。

サービスを受ける側のニーズというものは高い。

それは今でも、そうなっていると思います。

しかしながら、そのニーズに業界としては応えることができていない。

そのように思うのです。

サービスを提供する側と、サービスを受ける側に大きな溝があると感じています。

ある患者さんや利用者さんは言います。

『どんなセラピストに自分自身が当たるのか、それは “運” ですね』

 

実際に言われたことがある言葉です。

 

この言葉を聞いて、あなたはどう思いますか?

 

そのような言葉が出てきてしまうのは、その人を担当したセラピストだけの個人的な問題ではないのです。

サービスを受ける立場にあれば、当然ながら質の高いサービスを受けたい、というのが自然な発想でしょう。

同じお金を払うなら、新人のセラピストよりも、質の低いセラピストよりも、

きちんと対話ができて、自分のことに真剣に向き合ってくれるセラピストや質の高いセラピストに担当して欲しい。

それが自然な発想なのです。

あなたが、サービスを受ける側の立場であれば、同じことを思いますよね?

ごく自然的な発想なのです。

 

しかしながら、その視点に立てないセラピストがあまりにも多いのです。

そこが、この業界における根本的な問題として根深くあると思うのです。

 

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存在的価値は、創造性にある

私がなぜ、このようなカタチで情報発信しているのかというと、業界の質を引き上げたいから、という理由もあります。

しかしながら、それが第一ではない。

自分と関係する、ご縁ある人の可能性や能力を引き出せるような存在を一人でも多く創造したいから。

どんな仕事でも、創造性って大事だと思うのです。

当然ながら、理学療法士という職業も創造性がある職業であると思っています。

私自身の捉え方としては、

・関係する目の前の相手の可能性や能力を引き出すこと

・新たな世界を提示し、世界を広げること

・そして、セラピスト自身が何かを提供するのではなく、

 対話しながら、ともに新たな何かを創造すること

そういった捉え方をしています。

 

それはつまり、可能性の創造 なのです。

可能性ってどこまでも無限に広がっているものだと思うから。

どのように可能性を提示できるのか?

そのように可能性を創造することができるのか?

そこを大事にしています。

理学療法士という仕事をしているのではなく、目の前の相手の可能性を開くこと 

そこに意識を向けているのです。

そういった視点をもって、この仕事をしていれば、

それは理学療法士でなくとも未来はありますよね?

創造することを仕事としているのですから。

どのような方法で、っていうところの違いが肩書きとしての職業の違いだと思うのです。

 

自分自身が、どのようなカタチで社会貢献できるのか?

目の前の相手の可能性を広げることができるのか?

そういった視点をもつ存在が一人でも増えてくれば、きっとこの閉塞感で漂った世の中は変わってくるでしょう。

循環する世の中をつくり出したい。

それには、創造が必要です。

創造性がある存在が、必要です。

あなたが創造性ある存在となれば、この業界もより健全化するでしょうし、その結果、世の中にも循環が起こり始めると思うのです。

そういった未来を見据えての情報発信なのです。

あなた一人の意識が、この業界を変えることにもなります。

患者さんや利用者さんとの深い溝が埋められると思っています。

 

理学療法士という職業に未来はあるのか?

理学療法士という職業に将来はあるのか?

それは、ここまでの話を踏まえて、

有資格者一人一人の意識次第 だというのが私の結論です。

 

本当にこの仕事をやりたい、と思う人だけが理学療法士をやればいい。

そのように思うのです。

やりたくない人がやり続けても、そこに社会的な価値はないのです。

何も創造できないし、循環が起こらないのですから。

あなたは “なぜ” 理学療法士になりたいのですか?

あなたは “なぜ” 理学療法士でないといけないのですか?

 

その “なぜ” を大事にしてみて下さい。

さて、ここまでは理学療法士としての視点ではなく、リハビリテーションを受ける患者さんや利用者さん視点での話をお伝えしました。

理学療法士としての未来や将来を考える上で、サービスを提供する側と、サービスを受ける側の両方の視点から考えることが重要だと思うのです。

今後、保険制度がどのように変化していくのかどうか分かりませんが、

もしサービスを受ける側がセラピストを選べる時代になってきたとしたら、それは業界にとっても大きな変化となるでしょう。
そうなることは、現実問題としてどうかは分かりませんが、業界の健全化という意味合いにおいては、私個人としては、選ばれる時代にシフトして欲しいという強い願いがあります。

 

 

選ばれる存在になる。

そのための自己研鑽は、プロとして仕事をしていく以上、欠かせない要素ですよね?
その視点を、どれだけ持って仕事をしているのか?

日々の積み重ねが、今の、そして未来のあなたをつくっていくのです。

サービス業という観点からも、より良いサービスを提供するための努力は欠かせない、ということが言えるでしょう。

 

 

時代の変化に柔軟に対応できない存在は淘汰される

理学療法士の未来、理学療法士の将来。

これを考える上で重要なことは、時代性 でしょう。
10年前と比べても、理学療法士の在り方や働き方も大きく変化しています。

それは、時代の流れとともに変化してきた結果、そのような状態になっているといえるのです。

そして、これからもどんどん時代の変化は、めまぐるしく変化していくと思われます。

ということは、旧来の理学療法士の在り方や働き方とは異なってくる、ということでもあります。

 

時代の変化に合わせた在り方や働き方
そこに、いかにフィットできるのか?

そこが、とても重要になってくるのです。

厳しい自然界においても、同じことが言えます。

変化できないものは、生き残れない。

これは、動植物だけのルールではなく、

私たち人間にも当てはまるのです。

時代の変化に柔軟に対応できない存在は淘汰される

 

社会を見ても、色んな会社やサービスが出てきますが、それが果たして、どれだけのものが消え去ることなく、長く続いているのでしょうか?
時代の変化は、とても早く、時代のニーズに合わないものは、簡単に淘汰されていく。

ニーズにマッチしないものには価値はない。

そういうことになります。

 

『時代の変化』

この視点で、理学療法士の未来や将来を考えたことがありますか?

 

ここに興味深い記事( 日本の労働人口の49%、人工知能・ロボットで代替可能に 10~20年後 icon-external-link  )があります。

時代の変化として大きな変化としてあるもの。

 

それは

・人工知能

・AI

・ICチップ

こういったものの影響です。

これらが、この先どれだけ世の中に普及し、浸透していくのか?

それによって、私たち理学療法士の未来も大きく左右されるでしょう。

こちらの記事を読んでみて下さい。

 

『10~20年後、国内労働人口の49%に当たる職業が

人工知能やロボットで代替される可能性が高い』 icon-external-link

 

この記事の中で、『人工知能やロボットで代替される可能性が高い100種の職業』という一覧表があります。

その中に、何と 理学療法士という職業が該当している のです。
それは、様々な記事を読んで世の中の流れに目を向けていれば、当然として理解できることではあります。

 

例えば、こちらの記事⬇︎

『手足がまひした患者の脳にチップ移植、

考えた通りに手を動かすことに成功』  icon-external-link 

 

動画はこちら icon-youtube 

 

脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、

何を考えているかをアルゴリズムで読み取った上で、

腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かす技術「NeuroLife」を、

ダイビングの事故で四肢がまひした24歳の男性患者に適用した。

(記事より引用)

 

ICチップで、このような技術がすでに実用化しているのです。
これが世の中で多く普及するようになれば、リハビリテーションの業界に携わる人間は相当数、必要がなくなるでしょう。

機能訓練というものが、必要なくなるからです。

セラピストと患者さんや利用者さんという一対一の関係性が必要ではなくなるのです。

 

セラピストに代わって、コンピューターをプログラミングする人間や、それらの専門家の方に価値が置かれるようになる。

これが低コストで実現すれば、セラピストという存在価値はなくなるといっても過言ではないでしょう。

 

企業や会社などで最もコストがかかるのは、人件費です。

そこを抑えることができるのですから、雇う側としては、儲けを出すことを考えたときにコストのかかるセラピストを雇うよりも低コストの技術の方を選択するようになるでしょう。

 

 

もう一つ、興味深い技術としては VR でしょう。

VRとは仮想現実です。

 

VRとは、人間の感覚器官に働きかけ、現実ではないが

実質的に現実のように感じられる環境を人工的に作り出す技術の総称。

身体に装着する機器や、コンピュータにより合成した映像・音響などの効果により、

3次元空間内に利用者の身体を投影し、空間への没入感(immersion)を生じさせる。

空間内では移動や行動が可能で、利用者の動作に応じてリアルタイム

変化や応答が得られる対話性(interactivity:双方向性)を備えている。

感覚器へのフィードバック(sensory feedback)はディスプレイ装置やスピーカー

ヘッドフォンを用いた視聴覚へのものが主になるが、

身体に密着する装置で接触や圧迫を行い触覚に働きかけたり、

味覚や嗅覚へ人工的に働きかける技術の研究も進められている。

(引用元:http://e-words.jp/w/VR.html )

 

このVRの技術に関して、

『外骨格ロボット+VR…下半身麻痺などのリハビリに新たな可能性』 icon-external-link 

という記事があります。

 

治療を受けたすべての患者は、医学的にリハビリが不可能だされた患者だった。

 

患者に脳波を読む装置を頭に装着させ、歩く想像を繰り返すようにした。

 

一方、患者が想像を膨らませている間、VR機器「オキュラスリフト(Oculus Rift)」で、

実際に歩いているように周辺の風景を見せた。

同時に、外骨格ロボットを思考で動かす練習も並行した。

 

毎週2時間ずつ、1年間の訓練を進めた結果、8人中7人に足の感覚を戻ったという。

いくつかの筋肉が再生し、膝を曲げる動作が可能となり、

患者のひとりは松葉杖だけで歩くことができるようになったともいう。

 

「訓練を繰り返しながら、神経が刺激を受けて再接続したり、

再生されたようだ(中略)期待を超える驚くべき結果」とコメントしている。

 

関係者の間では、今回の成果が下半身麻痺、脳卒中患者のリハビリにとって、

画期的な転換点になると期待されている。

(記事より引用)

 

動画はこちら icon-vimeo-square 

 

 

さらに、 ロボット&仮想現実を取り入れたリハビリ市場が米国で成長の兆し icon-external-link  という記事があります。

記事を抜粋すると⬇︎

「米国のリハビリテーション・理学療法の市場は、今後5年間、3.6%の年間成長率を示すと予測されているが、

これは2010〜2015年に比べると二倍以上の成長率に該当する(中略)重症リハビリ患者の場合、

専門セラピストが一対一の訓練を通じて体系的に管理・監督しているが、

(一方で)軽症リハビリ患者は病院に備えられているリハビリ器具を利用して一人で訓練をしている。

(中略)そのため、軽症の患者は訓練の精度が落ちているという問題点があり、

これを把握し、その市場を攻略するのが効果的」(報告書内より抜粋)

 

報告書はまた、リハビリ理学療法分野において、仮想現実、ロボット活用の傾向が増加していると強調した。

というのも、患者が増えるペースに比べ、病院やセラピストが不足しており、その隔たりを埋めるために、

ゲーム機器を活用する事例が世界各国で発表されているという。

「特に仮想現実システムを利用した集中トレーニングが、脳卒中のような脳を損傷した患者の

リハビリに採用されている例が、医療現場で著しく現れている(中略)バーチャルリアリティシステムおよび

そのガイドライン開発、訓練コンテンツ開発、それらを実装するソフトウェアなどの事業で、

活発な動きがみてとれる」(報告書内より抜粋)

 

報告書はまた「このような変化は、医師、看護師、理学療法士を代替し、

高齢化に伴う医療費増加を抑える効果が期待されている」とした。

(記事より引用)

 

このように、米国だけではなく日本でも、どんどん医療費が増加しているわけです。

膨れ上がる医療費も、すでに限界を迎えつつあるという話は耳にしますよね?

その問題解決として、コストを下げるためにVRの技術が大きな効果が期待できるということですね。

 

他にも、ネットで検索すると色んな話が出てくるでしょう。

これは遠い未来の話ではなく、すでに実用化している話 なのです。

ただ、規模がまだ小さい。

これから、より拡大していくであろう話として知っておくべき情報だと思うのです。

どれも外国の話ではありますが、

いつ日本で、それらが導入されるのかは分かりません。

もし、こういった先端技術が普及することになれば、急速ではないにせよ、広がっていく過程で有資格者として、どのように生き残ることができるのか?

そこを考えておくことが重要だと思うのです。

実際に導入され、普及し始めてから行動しても遅いのです。

そもそもセラピスが必要とされない時代がくるのですから。

あと何年後になるのかは分かりません。

色んな絡みがあっての話だと思うのです。

国や政治、そして企業、医療界。

様々な組織との絡みがあって複雑になっている。

どこが力を持つのか、ということで加速するのか、緩やかに進むのか、抑制されるのか。

その答えは、時代の変化とともにあるでしょう。

先ほどにもシェアした記事では、10〜20年後と書かれていました。

しかしながら、時代の変化はとても速くなっています。

その変化を、あなた自身は感じているのかどうかは分かりませんが、確実に変化し続けている。

時代の変化を読めないことには、この先の理学療法士としての未来や将来はない、 と言えるでしょう。

 

有資格者にとって取り替えのきく、コストの低いものが出てくるのですから、必要性がなくなるのです。

そうなってきた時に慌てても仕方ないのです。

 

時代の変化に柔軟に対応できない存在は淘汰される
それが自然界、生物界の掟なのです。

大丈夫と思っている人ほど、ヤバいのですから。

 

時代の変化を読む。

時代の変化に柔軟に対応できる能力を身につけること。

それが、これからのセラピストには求められる能力でしょう。

そのことについては、こちらのブログ記事に書いています⬇︎

職業の再定義をしよう!時代の変化に柔軟に対応できる能力こそが生き残る道である icon-external-link 

 

 

まとめ

ここまで、様々な観点から理学療法士の未来、理学療法士の将来について話を展開してきました。

今回のブログ記事を読まれて、あなたはどのように感じましたか?

そして、理学療法士という職業に何を思いましたか?

色んな意味で、ますます厳しくなっていくこの業界。

その業界の中で生き残っていくこともそうですが、社会的な存在価値として、理学療法士としての仕事を続けていくことができるのか?

そこを考える、問いかけるキッカケとなったのではないでしょうか?

 

私自身もそうですが、一セラピストとして、どのように生き残っていくのか?

そこを考えずにはいられません。

今すぐにでも、あなた自身が行動を起こさないことには、時代の変化に対応することができずに、淘汰される運命にある。

そのように言っても過言ではないでしょう。

今回のブログの中でも書きましたが、“なぜ” 理学療法士という職業を選択するのか?

そこを明確にした上で、あなた自身の未来を創造していくことがとても重要だと思うのです。
受け身のままではいけない。

国が守ってくれる、業界が守ってくれる。

病院が、施設が、会社が守ってくれる。

そんなことはありません。

 

そんな生ぬるいことを言って、あぐらをかいていられるような状況ではない。

そこを認識しなければいけないのです。

この業界の『枠』にどっぷりと浸かっている人間ほど周りの世界のことが見えていないのですから。

 

ここまでお伝えしてきたことを踏まえると、

とてもじゃないけど、理学療法士という職業に未来はない、将来はない、と感じる人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

私自身も、そのように思います。

しかしながら、様々な最先端技術の進歩により、人間が必要ではなくなり、人がやることがロボットやコンピューターが代わりにやるようになる。

それは時代性の変化として受け入れなければいけなくなるでしょう。

 

その一方で、足りなくなるものがあります。

それが人との関係性です。

人との “つながり” です。

人は、一人では生きられない。

人は自分以外の他者とつながりたい生き物なのです。

そことの兼ね合いがあると思います。

便利になる反面、欠けてしまう部分。

そういった部分を人は、求めるようになる。

そこに適合することができれば、たとえ最先端の技術で私たちの仕事が取って替えられても、ニーズはあると思うのです。

それが 『関係性』 ですね。

その『関係性』こそ、重要な部分だと思うのです。

ゆえに、私自身が書いているブログ記事では『関係性』が重要ですよ、ということを何度もお伝えしているのです。

様々な観点から、理学療法士という職業の未来を考えることが重要です。

これが正解なんてものは、ないのですから。

そのように時代が変化していくのかは、分からないのです。

時代の変化、環境の変化に柔軟に対応できる存在となることが、これからの理学療法士として生き残っていくためには欠かせない要素なのです。

あなた自身の視点が偏ってしまわないように、あらゆる視点をもって、多角的にモノゴトを捉えること。

この業界にどっぷり浸かっている人ほど、周りの世界と断絶した状態で生きています。

それでは、いけない。

異世界と交わってみること、交わった上で新たな世界に足を踏み入れ、あなた自身の世界を広げていくこと。

視点を高くし、視野を広げていくことが欠かせない能力になるでしょう。

ということで、今回のブログは以上になります。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

 

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